毎日手作りの美味しいごはん、体に良いおやつ、知育玩具、外遊びで思いっきり汗をかかせて、夜は絵本を読みながらやさしく寝かしつけて一日を終える…。
そんな健やかな育児を想像していた私は、今書いたこと何一つとしてできていません。
惣菜多用、おやつにチョコやキャンディーはすでに解禁、困ったときはYouTube、猛暑で外へ行けない上におうちプールも準備が面倒くさくて腰が重い…。
こんな母親になりたくなかったと思いながらも、こうしている母親がどのくらいいるんだろう?と想像し、もしかしたらすごくたくさんいるかもしれないという希望を持って書いてみます。
まだEテレで満足していた…イヤイヤ期初期
我が家の娘は、1歳後半までは特にイヤイヤで壊滅的な状況に陥ったことはありませんでした。
おそらくしゃべりだすのが遅く、気持ちを伝える手段が少なかったためにそう感じたのだと思います。
最初にイヤイヤ期に入ったかな?と思ったのは2歳になった頃でした。
お風呂入らないよ〜(そして入ったら入ったで出ないよ~)
これ食べないの〜
まだ遊ぶ〜帰らない〜
などなど。
当時の私は「あぁーこれがいわゆるイヤイヤ期ってやつですね!とうとう来ました第一次成長期!」
と余裕をかましていました。
ちょっと家事をしたいなと思った時はEテレをつければ解決。いないいないばぁやおかあさんといっしょには本当に助けられました。
※ちなみに我が家は、アマゾンプライムやネットフリックスなど使えるツールはできるだけ導入していました。
この時はまだYouTubeは一度もつけたことはなく、このままEテレだけで育っていくのかなぁと楽観視していました…。
イヤイヤ期本番!始まったYouTube地獄
そんなとき、私の第二子妊娠が発覚。
娘のイヤイヤはまだ軽かったものの、つわりをはじめとする妊娠期特有の体調不良に悩まされ、体がしんどいときはテレビでYouTubeを流しっぱなしにしていました。
はじめは罪悪感があったものの、ワンオペ育児だったこともあり「今はしょうがない、産んだら思いっきり遊んであげよう」と割り切りました。
そして第二子出産後。退院して自宅に戻ってから私は気がついたのです。
思った以上に二人育児が辛いということに!(遅い)
なにかと手のかかる0歳児と絶賛イヤイヤ期の2歳児を一人で見るのは想像以上にしんどく、再びYouTubeにお世話になり、いつしかYouTubeがないと一日が回らない状態になってしまいました。
よく「子供にYouTubeばかり見せているなんて…」「もっと遊んであげないと!」という意見を見かけるし、正直にいうと子供がいなかった頃は私もそう思っていました。
しかし、一度YouTubeを見せてしまっている状態から取り上げるのは、思っていたよりはるかに大変でした。
心を鬼にしてでも見せなければ良いのですが、深夜授乳などですさまじい睡眠不足のなか、唯一娘が静かにしてくれるのがYouTubeを見ている時間…となると……見せてしまいますよね。
YouTubeを見せていたことによるメリットも多い
そんな罪悪感まみれのYouTube生活でしたが、悪いことばかりではありません。
子どもはただ動画を見ているだけではなく、動画からさまざまなことを学ぶのです。
YouTubeを見せていたのは私の負担を減らすためでしたが、娘にもメリットはありました。
- 語彙が圧倒的に増え、おしゃべりが上手になった(英語も喋りだした)
- 手洗い・うがい・歯磨きなど生活習慣を動画から習得した
- ダンスや歌が好きで、得意なことが判明した
娘の成長が著しくすすんだのはYouTubeのおかげでもあると思います。
実際、YouTubeには良質な教育チャンネルも豊富にあり、安心して見せられるものも多いことがわかり、以前よりも抵抗がなくなりました。
本当は、日々の会話や絵本読み聞かせなどを通して生活習慣や歌やダンスを教えるのが理想です。
しかし0歳児のお世話で余裕がない私にとっては、手の届かないところをYouTubeが補ってくれている感覚でとてもありがたかったです。
YouTubeを見せることのデメリットもやはり存在する
YouTubeを見せることのデメリットは多くの方が自覚していると思いますが…
- 長時間見せることによって目が悪くなる
- 親子間の会話が減る
- 運動不足になる
- 悪影響を及ぼす動画を見る可能性がある
などが考えられます。
YouTubeはさまざまな端末で見ることができるため、テレビ以外にもスマホやタブレットで見せている方も多いと思います。
しかし、スマホやタブレットは子ども自身が画面との距離を自由に調整できてしまうため、画面に近づきがちです。
我が家でも、可能な限りテレビで見せ、且つテレビの周りにベビーガードをつけて画面から距離を取らせることを意識していました。
もちろんうまく説得できない日もたくさんあります…。
また、長時間YouTubeを見せることによって親子間の会話がなくなる…など、コミュニケーション面での問題も指摘されているようです。
ただこれに関しては、「動画を見るのは1回30分まで」とルールを決めたり、「庭で一緒にシャボン玉をして遊んだ後に動画を見よう!」などYouTubeの前後に外遊びをはさんだりすることで、ある程度は防げるものだと感じています。
YouTube Kidsを活用するのがおすすめ
YouTubeは子どもにとってあまりにも魅力的で刺激の多いものなので、一度見せてしまうと後戻りができないばかりか、長時間見たいとぐずる子が大多数だと思います。
恐ろしいことに、2~3歳の幼児であっても自分の好きなチャンネルを選んだり関連動画を見たりすることができてしまうのです。
実際、我が家の2歳の娘は関連動画をサーフィンするどころか、広告スキップする方法も見よう見まねで習得しました…。
そんな娘のために、YouTube kidsを始めることにしました。
YouTube kidsは、親のアカウントにログインすれば簡単に作ることができます。
- 子ども専用ページができるので安心して見せられる
- 見せたくない動画は親が個別にブロックできる
実際にYouTube kids に登録すると以下のような子供専用ページが表示されます。
画面上部にはマークごとに5つのカテゴリがあり、
- 「おすすめ」(ハート)
- 「はっけん」(矢印)
- 「アニメ・ドラマ」(ポップコーン)
- 「おんがく」(音符)
- 「まなぶ」(電球)
という風に分けられています。ぱっと見ただけでも安心して見せられそうな動画ばかりです。
もしも「これは見せたくない!」という動画があれば、右下マークをクリックして「この動画をブロック」を押せば簡単に非表示に変えることができるので安心。
まとめ
2歳の子供を自宅保育するのは本当に大変です。
ストレスが爆発してしまう前に、適度にYouTubeに頼って息抜きしながらともにがんばりましょう!(涙)
個人的には、YouTubeを見せることに罪悪感があるだけでも立派だと思います。
なかなか理想通りにならなくてイライラすることもあると思いますが、そんな時は少し先の未来のことを考えています。
いつか子供のイヤイヤ期は終わり、集団生活に入っていきます。
それまでの数年しかない幼児期はもう二度と味わえないんだと思うと、イライラや疲れがふっと軽くなって、もっと子供といっぱい話したい!抱きしめたい!という気持ちになってくるんです。
まぁその気持ちも3時間くらいで消滅するんですが(笑)
そんなことの繰り返しで、親も子供も成長していくのかもしれませんね…!
↓こちらは自宅保育しながら在宅ライターとして働いている私のプロフィール記事です。