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在宅ライター

時給150円!?ウェブライターは意外と過酷な仕事だった…経験してみてわかった難しさ・大変さを紹介!

在宅でできる副業として、いま大人気の仕事・ウェブライター。

ライターは無資格で誰でも始められる仕事です。
思い立ったその日からパソコンで仕事に応募できるのが最大の魅力。

しかし、文章が書ければ誰でもできる仕事なのかと思いきや
「過酷な状況で働いていて辛い…」
「思っていたよりもしんどい仕事だった…」
という人が意外にも多いのです。

ウェブライターは資格がいらない仕事

在宅ワーク=通勤時間が必要ないということ。

いままで通勤にかけていた1時間分、ベッドでごろごろしたり、おいしい朝ごはんを作ったり、趣味の時間にあてたり…そんなことを夢見ている人は多いと思います。

私も在宅ワークに憧れた一人でした。

以前から文章を書くことが好きだったので、文章に関わる仕事で、しかもパソコンとネット環境さえあれば自宅で働けるなんて最高!と思っていたんです。

100%文系出身で専門資格をなにひとつ持っていない私でも、
「ライターならできる!」という謎の自信を持っていました。

やってみて初めてわかった…ライターの大変さ

現在、私は特定の企業と業務委託契約を結んでライターとして働いていますが、一番はじめはクラウドソーシングサービスを利用してライティングの仕事を受注しました。

↓ ライターを未経験から始める方はこちらの記事も参考にしてください!

未経験の在宅ライターはどうやって仕事をもらうのか?効率的に稼ぐ方法を紹介!「主婦から在宅ライターになりたいけれど全く経験がない」という方に向けて、まず何から始めたらよいかを紹介します。という初心者向けに、在宅ライターがどのように稼ぐのか?というノウハウを紹介します。...

私が利用していた「ランサーズ」では未経験でも歓迎してくれるクライアントが多く、文字単価は0.2~0.5円と安かったものの、やる気十分でライターデビューしました。

そこで私が体験した、実際にやるまで知らなかった”ウェブライターの大変さ”を紹介したいと思います。

文章を書くときのルールが多い

私は、ウェブライターの仕事を経験するまではこう思っていました。

「ライターとは、自分の個性を出して自由に文章を書く人だ」と。

もちろん、小説家や脚本家、ブロガーなど個性を前面に出していくことを求められる職種もあります。
しかし・・・ウェブライターは個性を消さなければならない仕事です。

極端な言い方をしてしまいましたが…正しくは

クライアントから提示される文章表記ルールを守ったうえで個性を出すならOK

という、意外にも自由度低めの仕事です。

ライティングの仕事の中身を見てみると、
「クライアントの運営サイトに載せる記事の執筆代行」が多い傾向にあります。

つまり、それぞれのサイトの雰囲気に合った文章表現(ですます調なのか、!マークや?マークは使っているかなど)でライティングしなければならないのです。

そのため、クライアント側から下記のように細かいルールが書いてある資料が送られてくることもあります。

  • 「最初に」と書くときは「はじめに」と置き換えること
  • 一文は長すぎず、90文字以内におさめること
  • ですます調で。でもかたすぎず寄り添う感じの文体で書くこと
  • スマホで読む人が多いため、18文字を超えたら改行すること

また最近では、検索エンジンで上位表示されるサイトを目指している企業が多いため、SEO対策を意識したライティングを求められることもあります。

SEOライティングはターゲットを決めてキーワードを盛り込んだ戦略的な記事を書くため、通常のルールに加えてさらに決まりごとが多くなります。

誤字脱字はもちろん、これらのルールを守れているかをチェックしてからクライアントに納品しなければならないため、はじめは自由度の低さと手間の多さに驚愕しました。(笑)

しかし、クライアントからの資料はマニュアルのようなものなので、わからないことがあればそこに何でも書いてあるという安心感はあります!

ライターは未経験だからどんな風に書けば良いかわからない…

自分はマニュアルに沿って書く方が向いている!

という方にとっては、ウェブライターはぴったりの仕事かもしれません。

フィードバックが辛辣

これはクライアントによって違いがありますが、さまざまな企業と取引してみて
「言いづらいこともしっかりフィードバックする企業が多いなぁ」と感じました。

良いことも悪いことも遠慮なく伝えるのは、長期的な取引を考えているなら自然なことですね!

「全体的にとても良かったです」
「よくリサーチされていて素晴らしいです」
「誤字脱字がなくて助かります」

など良いフィードバックをもらえると嬉しいですし、モチベーションも高まります。
大変な思いをして調査して、ルールも細かくチェックして良かった…と思う瞬間です。

しかし一方で、悪いフィードバックをもらうときもあります。

「●●という表現はうちのサイトであまり使わないので、〇〇に変えました」
「もう少しカジュアルな感じで書いてほしいです」
「この情報は誤りなので削除しました」

ウェブライターは他サイトの情報を参考にすることがほとんど。

そのため真偽の判断が難しく、自分では正しいと思って書いたことでも、クライアントから誤っていると指摘されることもあります。

クライアントからのフィードバックはメモ帳などにまとめて、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう

毎回同じことを指摘されていると、
「この人に頼むのをやめよう…」と仕事が打ち切りになってしまうので要注意です。

リサーチ能力が求められる

先ほども書きましたが、 「ウェブライターは他サイトの情報を参考にすることがほとんど」です。
そのため、記事に書く情報はネット検索を使って自身で調査しなければなりません。

さらに、一つのサイトだけではなく複数サイトを比較して検証するので、その分時間もかかります。

公的なページ(政府・自治体のサイトや企業の公式サイトなど)に情報がある場合は良いですが、一般の方が書いたブログやSNSを参考にするときもあります。

そのため、信頼できそうなサイトなのか、ちょっと怪しいサイトなのかを見極める力も求められます。

金融系や法律系など専門知識が必要なライティングは、自分の知識を中心に書くことができる&文字単価も2円~5円など高く設定されているので、資格を持っている人はその分野の求人に応募するのがおすすめ!

結論:思っていた以上に稼ぐのが大変だった

今回は、実際にやってみて私が感じた「ウェブライターの大変さ」を紹介してみました。

  • 文章を書くときのルールが多い
  • フィードバックが辛辣
  • リサーチ能力が求められる

これらを忠実に守って真摯にライティングの仕事に取り組んだ結果、
私のライターデビュー月の時給は150円でした…。

あとから時給を計算したとき、驚きを通り越して感情が無くなりました。(笑)

それからは、いかに時短で質の良い記事を書くかだけを考えてひたすら試行錯誤を繰り返し、数か月後には時給2000円に到達!

未経験ライターの場合、いきなり高単価の仕事は受注できないことがほとんどです。そのため、何も工夫しなければコンビニバイトの1/6くらいしか稼げないのが現実…。

効率よく稼ぐためにどのような工夫をしていたかは、また別の記事でご紹介したいと思います!

↓こちらは、私が営業職を辞めてライターになるまで…の話です。

営業職で鬱寸前だった私が在宅主婦ライターになるまでの話【未経験在宅ライター】「机に向かって自分のペースで文章を書く仕事がしたい!」というのが長年の夢だった私が、地獄の営業職からライターに転身するまでの話を書いてみました。 ...